こんにちは!虎丸娯丸です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
さて、「完璧主義者の苦悩を知ってほしい」というタイトルですが、そのタイトルの通り、私は完璧主義的な性格をしています。
「完璧主義」というと、「完全無欠の何かすごい人」と捉えられることが多いのですが、実際のところそうではありません。
完璧主義という性格のせいで、しなくてもいい苦労をしたり、劣等感を感じたりと、様々な苦悩がありました。
今回は私が感じた、完璧主義者であるがゆえの苦悩を紹介したいと思います。
「完璧主義」とはどのような性格か
さて、「完璧主義者」と聞いて、どんな人を思い浮かべるでしょうか。
「完全無欠のスーパー人間」
「自分にも他人にも厳しい、妥協を知らない人」
そんなイメージを持っている人も多いかもしれませんね。
簡単に言ってしまえば、完璧主義者とは、「物事を完璧にこなそうとして、過度に高い目標を自分に課してしまう人」のことを言います。
ポジティブな見方をすれば、「ストイックな人」、「高い目標を掲げることのできる志のある人」なんてとらえることができるかもしれませんが・・・
そんなすごいものではない!!!
完璧主義者は、時として精神的にも身体的にも病んでしまうくらい大きな苦悩を背負ってしまうことがあります。
私もだいぶ悩まされてきました。
もちろん今も・・・
はたして、その苦悩とは一体何なのでしょうか・・・
完璧主義者であるがゆえに経験した苦悩
完璧主義者の特徴として、
・理想が高すぎる
・責任感が強い
・他人の評価が気になる
・失敗することが怖い
などの特徴があります。
「理想を高く持つことはいいことじゃないか!」と思う人もいるかもしれませんね。
実際に、私は職場で極力ミスのないように仕事をこなす姿勢を評価してもらったこともあります。
でも、実はいいことばかりではありません。
自分の理想が程よく高く、実際に理想に辿りつけたのならば、「次も頑張ろう!」とか、「私はやればできる人間なんだ!」と思うことができることでしょう。
しかし、完璧主義者の場合には、たいていの理想は「自分が達成するのは極めて困難なこと」または「自分が達成するのは不可能なこと」です。
そのため、その理想のほとんどが叶えられずに終わってしまいます。
そんな状態がずっと続くと、人間はどうなるでしょう・・・
ストレス
無気力
自己嫌悪
嫌な言葉ですね(笑)
完璧主義者はいつでも、自分の高すぎる理想と、うまくいかない現実とのギャップにひどく悩まされています。
理想に辿り着けない自分の無力さに、自分が嫌になり、自分を責めてしまいます。
また、人の評価を気にしすぎてしまうのも、完璧主義者の特徴ですが、「人から良い評価を得たい」だとか、「悪く見られたくない」などと考え、どんどんどんどん上の目標を自分に課してしまいます。
たとえ、その目標が不可能なものであったとしても・・・
その目標に到達できないことは日常茶飯事と言っても過言ではありませんが、そんな状態が続くと、「こんな目標も達成できない自分は、周りから無能だと思われる・・・」「周りから嫌われてしまう・・・」などと考え、自分を責めることになります。
そうやって失敗体験を繰り返すことで、こう思うようになります。
私は何をやってもだめだ・・・
だからといって、自分の理想や目標を下げることはしません。
自分の目標が高すぎるものだという認識がないからだと思います。
自分の高すぎる理想とうまくいかない現実のギャップを目の当たりにし続けることで、
ついに何もかも嫌に・・・
「完璧にこなさなければならないけど、自分には到底無理だから、全部投げ出してしまいたい・・・」という思いが強くなり、無気力状態になってしまいます。
何か一つのことを始めても、すぐに嫌になってやめてしまいます。
そして、一つのことを最後まで完璧にこなせなかった自分に、また嫌悪感を抱いてしまいます。
こういったことから、完璧主義者は自己肯定感がとても低い人が多く、気分が落ち込み、うつ病などの精神疾患にかかりやすいとされています。
実際に、完璧主義者である私も、過去にパニック障害や適応障害にかかり、うつ状態が続き、うつ病にもなりかけました。
こうしてみると、完璧主義者って、けっこう苦労が多いんですよ。
しかも、他の人にはなかなかこの苦悩は理解してもらえない!
なんとかならないものか・・・
完璧主義と向き合っていくために・・・
完璧主義と向き合っていくためにできることは、これに尽きるのではないかと思います。
それは・・・
ありのままの自分を受け入れ認めてあげる
理想や目標にたどり着けないからと言って、「できない自分は価値がないんだ」と思い込むのは見当違いな考えです。
「今の自分にはこれだけのことができるんだ!」「ここまで頑張ることができた自分はえらい!」というふうに、ありのままの自分を受け入れ、褒めてあげることが大切です。
こんな中途半端で、自分のことを褒めていいわけないじゃん!
なんて思うかもしれませんが、中途半端だっていいじゃないですか!!!
完璧主義者のあなたにとっての「中途半端」は、実際のところ中途半端ではない場合も多いのではないでしょうか。
気を抜いて「中途半端」をやってみたほうが、周りからは良い評価を得られる場合だってあるかもしれません。
あとがき
完璧主義者の苦悩ということで、今回いろいろと紹介させていただきましたが、この記事を書いている今この瞬間も、「本当にこんな記事でいいのだろうか」「もっとおもしろい記事を書いている人はたくさんいるのに、私はなんて無能なんだ」と思っています。
完璧主義者は本当に・・・
精神衛生上よくない!!!
そこで、これは自分へのメッセージでもありますが、「完璧主義と向き合っていくために・・・」ということで最後に付け足してみました。
「そんなことが簡単にできるくらいなら苦労しないわ!!!」という声もたくさんあると思います。
書いている本人さえもそう思っているくらいですから(笑)
でも、これを機に、これからちょっとずつ完璧主義な性格とうまく付き合っていければいいなと思っています。
そして、世の完璧主義者たちの苦悩が少しでも理解され、少しでも苦痛が軽減されることを願っています。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
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