こんにちは!虎丸娯丸です。
ご覧いただきありがとうございます。
以前の記事、もしかして自分はパニック障害?と思った人へで、
「パニック障害から抜け出すことはできる!」
ということを強調しましたね。
じゃあ具体的にどうやって治療していくの?早く教えて!!!
と、今あなたは必死にこの記事を読んでいることだと思います。
それもそのはず、あなたは今本当につらい思いをしていると思うから。
絶望の中でやっと一筋の光を見つけることができたのだから。
大丈夫、安心してください。
パニック障害を克服するために私がやってきたことをすべて公開します。
でも、その前にあなたには「絶対にパニック障害を自分で治す!」という決意をしてもらいたいと思います。
「自分で」治すとは、「周りに頼らずに」ということではありません。
「病院に行かずに」「薬を飲まずに」ということでもありません。
「自発的に」治すということです。
周りには大いに頼っていいと思います。
むしろ、頼れる状況なら頼りましょう。気持ちが楽になります。
私が言いたいのは、最終的にパニック障害を治すのは自分。
「周りがなんとかしてくれる」ではなく、
「自分がなんとかする」ということです。
これさえ心に留めていれば、きっと克服できるでしょう。
ではここからは、私が実践した方法を紹介していきたいと思います。
リズム運動
パニック障害の人は、幸福感を感じるためのセロトニンという物質が体内でうまく作れない傾向にあります。
このセロトニンという物質は、不安や恐怖を引き起こすノルアドレナリンを抑えて、心身を安定させてくれます。
リズム運動は、セロトニンを増やす効果があります。
リズム運動とは、一定のリズムで体を動かす運動のことを言いますが、リズム運動の中でも、ウォーキングやランニングは特にオススメです。
日光浴もセロトニンを増やす効果があるので、外に出てウォーキングやランニングをすることは非常に効果的です。
1日20~30分、できれば毎日続けていくと、だいぶ楽になってきますよ。
最初からそんなに歩けない場合には、少し外に出て家の周りを一周するだけでもいいと思います。
私の場合、ひたすら歩いている時間は、たとえ不安や恐怖に襲われたとしても「どこにでも走って逃げられる」と思えたので、とても心が落ち着く時間でした。
治したい一心で、1日に3時間歩いたこともありましたが、足が痛くなってしまうので、ほどほどにしておくのがいいでしょう。
ただ、いきなり「外に出て運動しよう」といっても、「うつ病を併発してしまって動けない」「症状が進行しすぎて外に出るのが怖い」という場合もあるかもしれませんね。
私も最初から歩けたわけではないので、あなたが今そんな状態だとしても大丈夫です。
まずは、できることからやっていきましょう。
家の中でうろうろすることからでもいいです。
運動でなく、後から紹介する他の対処法からでもいいです。
そうやって動けそうな状態になってきたら、徐々に時間を延ばしてみたり、ランニングなどの少し激しいリズム運動を取り入れてみるといいですね。
ヒーリング音楽
パニック障害の人は、自律神経のバランスが崩れている状態にあります。
自律神経のバランスが崩れていると、体の調節機能や、心のコントロールなどがうまくできない状態になってしまいます。
ヒーリング音楽は、そんな自律神経のバランスを整える効果があります。
ヒーリング音楽を聞くことによって、乱れた自律神経を正常な状態へと戻し、症状を緩和することができます。
一言に「ヒーリング音楽」といってもいろいろありますが、私が聞いていたのは「聴くだけで不調が消える水琴の音CDブック」という本に付属しているヒーリング音楽です。
もちろん、紹介したヒーリング音楽に限らず、他にいいものがあればそれでもいいと思います。
自分に合ったものを聞くのが一番ですから。
「わざわざ購入するのはちょっと気が引けるな・・・」というのであれば、検索をかければYoutubeでもヒーリング音楽が出てくると思いますので、そちらを利用してみてもいいかもしれませんね。
聞くタイミングとしては、いつでもいいです。
可能な限りずっと聞き続けてください。
特に夜寝るときにかけると、眠りにつく手助けをしてくれますよ。
私は、家にいるときにはずっとヒーリング音楽をかけて聞いています。
スマートフォンやipod・ウォークマンなどの音楽プレイヤーに入れてどこでも聞けるようにしておくと便利ですよ。
ヒーリング音楽は聞くだけでいいので、一番とりかかりやすい対処法かもしれませんね。
ヒーリング音楽で少し調子を整えてから、並行して他の改善方法を取り入れてみると、治療がスムーズにいくと思いますよ。
首のコリをほぐす
首にはたくさんの神経が集まっていることを知っていますか?
この首にある神経は脳と体を繋ぐ大切な役割を担っています。
首が凝っていると、首に集まっている神経たちが圧迫されて、脳から体へうまく伝達ができなくなり、あらゆる不調が出てきてしまいます。
パニック障害もその不調の一種です。
今、首が凝っていると感じませんか?
もし、凝っていると感じるなら、この首のコリをなくしてあげることによって、パニック障害の症状がだいぶ緩和されますよ。
首のコリを取る方法として、整体院に通うのが一番手っ取り早いと思います。
もし、時間的にも、経済的にも余裕があるのならば、整体院に行くことをオススメします。
それも、パニック障害を専門に扱っている整体院がいいですね。
「整体院に行かなきゃ克服できないの?」と不安に思っているあなた、大丈夫です。
行かなくても克服できますから安心してください。
自分でマッサージやストレッチをすればいいんですから。
整体院は自分でやらずに楽ができるのでオススメしていますが、実は私自身、整体院には一度も行ったことがありません。
本を見ながら自分でコリをほぐしました。
なので、あなたも1人でコリをほぐすことは可能だと思います。
安心してください。
私が読んだ本です↓↓
首を整えると脳が体を治しだす(DVD付実践編) [ 島崎広彦 ]
“スマホ首”があらゆる不調を引き起こす! 30秒ストレッチで簡単改善 [ 鄭信義 ]
どちらも自分でできる簡単なマッサージやストレッチなので、試してみてください。
2冊紹介しましたが、どちらも読まなければならないというわけではありません。
「首を整えると脳が体を治しだす(DVD付実践編)」のほうは、マッサージの種類が多くて面倒だと思うこともあるかもしれませんが、タイトル通りDVDが付いているので、よりわかりやすく実践できると思います。
「“スマホ首”があらゆる不調を引き起こす! 30秒ストレッチで簡単改善」のほうは、DVDは付いてないものの、紹介されているのは手軽にできる簡単なストレッチが数個紹介されているだけのシンプルな本なので、やる気が起きなくても続けやすいかと思います。
どちらか1冊だけでもいいです。
他にもっとよさそうな本があれば、それでもいいです。
とにかく、重要なことは首のコリを取ること!
自分のお気に入りの本を1冊用意して、それに沿って毎日マッサージやストレッチをしましょう。
考え方を変える訓練
パニック障害を克服する上で、考え方を変えるということは欠かせません。
以前お話ししたように、パニック障害は脳の病気です。
簡単に言ってしまえば、本当は安全であるはずなのに、脳が勝手に「危険だ!」「怖い!」などと誤認してしまうのがパニック障害です。
パニック障害を完全に克服するためには、その誤った考え方を変えてあげる必要があります。
パニック障害の人に特徴的なのは、自分を抑制してしまっているということです。
もう少し簡単に言うと、「私に~する資格はない」「~しなければならない」といった感じで、自分の気持ちを抑えつけてしまっているということです。
それからもう1つ、先のことを大きく考えすぎて、とてつもない不安に変換してしまう癖があります。
そんな考え方で頭の中がいっぱいになって爆発してしまったものが、パニック発作です。
ということは、これらの考え方を変えることができれば、パニック障害は克服できるということになりますね。
私は、考え方を変えるために本をひたすら読んで実践しました。
私が読んだ本です↓↓
パニック障害とうまくつきあうルール [ ベヴ・エイズベット ]
どのような内容なのかざっくり説明すると、「自分を愛する方法」と「現在や未来に安心できるようにする方法」が書かれた本です。
特に「パニック障害とうまくつきあうルール」については、本当に役に立ちます。
パニック障害を治すための考え方がたくさん詰まっている本です。
私は、症状が重い時に「パニック障害とうまくつきあうルール」を読んで、発作がおさまって少し楽になった記憶があります。
価値観が変わり、希望が見えてくると思いますよ。
また別の記事で詳しく触れますが、とりあえず今回はこの言葉を覚えてください。
そして、紙に書いて、口に出して言ってみてください。
「私は健康で幸せで愛される価値のある人間だ」
「大丈夫大丈夫、みんな気のせい」
大切なのはポジティブになれる言葉を毎日繰り返し繰り返し言うこと。
そうやって脳の悪い癖を矯正していくことで、パニック障害を克服することに繋がっていきます。
最初は自分の言う言葉を信じられなくても、違和感を抱いていてもいいです。
最初から受け入れることができるくらいならパニック障害になんてなっていませんから。
毎日繰り返し繰り返し言っていくことで、徐々に脳を洗脳していくんです。
ポジティブな言葉に脳が完全に染まったとき、あなたはパニック障害から完全に解き放たれます。
ぜひ、毎日続けてみましょう。
瞑想
瞑想というと、スピリチュアルで特別なものと勘違いされることが多いのですが、実はそんなことはありません。
目を瞑って5~10分くらいじっとしている、これが瞑想です。
また、瞑想は無心にならなければならないと思われがちですが、そんなこともありません。
無心になれればそれが一番いいのかもしれませんが、そんなことができるのって修行僧くらいだと思います。
瞑想のやり方を紹介しましょう。
まずリラックスできる体勢で目を瞑ります。
すると、頭の中でいろいろと考えが出てくると思います。
その考えを無理に消さずに「今~だと思っているんだなぁ」と第三者のような立場で受け止めます。
それを1日に5~10分くらいやると、日に日に気持ちが落ち着いてくるでしょう。
とはいっても、パニック障害の症状が重いうちは、じっとして目を瞑ることが苦痛に感じることがあるかもしれませんね。
私がそうでしたので。
そんなときは無理してやる必要はありません。
少し症状が軽くなってきて調子がよくなってきてから、最後の仕上げとして取り入れてみるというのでもいいでしょう。
それに、最初から5分も10分もやらなくて大丈夫です。
できる範囲から始めて、徐々に時間を延ばしていければいいですよ。
まとめ
私はこれらの方法をすべて実践しました。
これらの方法は全部、パニック障害を克服するためにはやってほしいと考えています。
とはいえ、これだけあると最初は大変だと思うかもしれませんね。
でも、一度に全部やろうとしなくていいんです。
私だって最初から全部できたわけではありません。
できるものから徐々にやってみてください。
「つらくて早くこの状況から抜け出したい!」「まだ、いつになったら抜け出せるの!?」と焦ってしまう気持ちはあると思いますが、ゆっくりゆっくり進んでいきましょう。
忠実に実践していれば、日に日によくなっていきます。
気付いたら平穏な日々を手に入れているはずです。
ゆっくり着実に克服していきましょう!
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