セクシャルマイノリティーはカミングアウトすべきか?

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こんにちは!

虎丸娯丸です。

いつも読んでいただきありがとうございます。

あなたの周りにセクシャルマイノリティーの人はいますか?

あるいは、もしあなたがセクシャルマイノリティー当事者だとしたら、あなたは周りの人にカミングアウトしていますか?

今回はそんなカミングアウト事情について書いていきたいと思います。

セクシャルマイノリティーのカミングアウト事情

ここで言う「カミングアウト」とは、セクシャルマイノリティーの人が自分の性的指向や性自認について打ち明けることです。

当時者の間では「カム」と言うこともあります。

このカミングアウトの問題、当事者の中では深刻な問題になることもしばしば・・・

NHKが調査したLGBT当事者アンケートによると、誰にもカミングアウトしていない人も含め、カミングアウトした相手が10未満という人は4割以上にのぼるという統計が出ています。

その相手の多くが友人で、カミングアウトしている人の約半数は家族や職場の人に対してカミングアウトできないという現状もあります。

私自身、良き理解者に恵まれ、友人や職場の人たちなどの仲良くしている大半の人にはカミングアウトすることができました。

しかし、家族には一切カミングアウトできていない状況です。

何も知らずに「彼氏はいないの?」「好きな男性のタイプは?」なんて聞かれるものですから、何と答えていいのか困り果ててしまい、親戚の集まりというものが苦痛で仕方ありません。

もちろん、中には「カミングアウトをしなくても問題ない」と割り切っている人もいるとは思いますが、私と同じような悩みを抱えるセクシャルマイノリティーはきっと多いはず・・・

本当の自分を理解してもらえない・受け入れてもらえないということが、この問題での大きなポイントとなる気がします。

カミングアウトするメリット・デメリット

カミングアウトするかしないかというのは、当事者にとって大きな問題と認識されることもしばしば・・・

カミングアウトしないことで心がモヤモヤしてしまうんだったら、正直に打ち明ければいいじゃん!

と言いたいところですが、そう上手くいかないのが現実・・・

なぜならカミングアウトにはリスクがあるから!

このリスクを恐れて、秘密にしているんですよ、私たちは。

ということで、カミングアウトしたしたときのメリットとデメリットを書き出してみました。

メリット

・嘘をつかなくていい

カミングアウトするということは、偽りの自分を脱ぎ捨て、本来の自分をさらけ出すということになります。

カミングアウトして受け入れてもらえれば、わざわざ自分のセクシャリティについて嘘をつかなくて済むので、心がスッと楽になることでしょう。

また、嘘をつかなくていいので、人と深いかかわりを持ちやすくなり、人生において重要な人間関係を構築することも可能になります。

認めてもらえたことによって自信にも繋がるのではないかと思います。

・悩み相談ができる

生きているといろいろと悩みは付き物ですよね。

恋愛、家族、仕事、人生設計・・・

でも、その悩みというのは、多少なりとも自分のセクシャリティとかかわっている場合も少なくありません。

その場合、自分のセクシャリティを隠したまま相談に乗ってもらうことは難しいことであり、結局相談できず・・・

ただ、カミングアウトしておくことで、そういった相談に乗ってもらいやすくなるのではないでしょうか。

・大切なパートナーとの交際を隠さなくて済む

カミングアウトしていない場合、パートナーの存在を隠したり、パートナーを異性に置き換えて話すことで恋人がちょっと変わった人だと思われたり・・・なんてことはよく聞くことです。

写真を見せてと言われたときに困ってしまったり、安心して2人で外を歩けないなんて悩んでいる人も少なくないはず・・・

ましてや、大切なパートナーとこれからともに暮らしていこうというとき、周囲に打ち明けられず誰にも祝福されないというのは、だいぶ心が痛むことなのではないかと思います。

カミングアウトして受け入れてもらえた場合、大切なパートナーの存在も否定せずに生きていけるので、それだけでもだいぶ心は晴れるのではないでしょうか。

デメリット

存在を否定されるかもしれない

残念ながら、セクシャルマイノリティに対して批判的な人は一定数いるのが現状です。

皆が皆受け入れてくれるとは限りません。

中には心無い言葉を浴びせてくる人もいるでしょう。

存在自体を否定され、心が傷つくこともあるかもしれません。

本当に悲しいことではありますが・・・

自分が大切に思っている人から非難されたら・・・と思うと、なおのこと怖いですよね。

その場合の心のダメージは、人によってはトラウマになるレベルのとても大きいものだと思います。

・無理矢理マジョリティの型にはまるよう強要されるかもしれない

マジョリティの中には、マイノリティを「病気」「矯正できるもの・しなくてはならないもの」と捉え、自分たちの型にはまるよう強要していくる人がいます。

「女なんだから化粧くらいしなさい!」

「男のくせになよなよしやがって、男らしくなるよう鍛え直してやる!」

「スカートを履いていいのは女だけだ!」

なんてことを言い出す人もいることでしょう。

もっとひどいと、

「同性愛は病気だ!今すぐ病院に行くぞ!」

「いい人を見つけてあげるからその人と結婚しなさい」

なんて言い出す人も、少数だとは思いますが、まだまだいそうですよね。

だいたいこのような人というのは、非難するだけの人と比べて、「善意でやってあげている」という認識が強いため、とても厄介な人種です。

・悲しませてしまうかもしれない

これは主に親子間での心配されることだと思います。

今まで大切に育ててくれて、孫の誕生を期待する親・・・

そんな親に本当のことを言ったら悲しむかもしれませんね。

私の育て方がいけなかったのかな・・・

なんて責めるかもしれません。

これに関しては誰も悪くないのに、そんなことを言われたらたまりませんよね。

そう思うと、カミングアウトするのはやめようかな・・・なんて思ってしまうのも無理はありません。

セクシャルマイノリティーはカミングアウトすべきか?

カミングアウトすることでのメリットとデメリットを書き出してみましたが、結局のところカミングアウトするのとしないのと、どちらがいいのでしょうか・・・

正直どちらがいいのか私にはわかりません。

私から言えるのは・・・

「カミングアウトしたい!」と思ったらすればいい!

これに尽きると思います。

カミングアウトがいいものである、あるいは悪いものであるというのは一概に言えないと思います。

カミングアウトしている人は勇気を持って言えてえらいとか、カミングアウトしていない人はコソコソしていてダメだとか、たまにそういう考えの人も見受けられますが、そういうことではないと思います。

みんなが打ち明けているから自分も打ち明けなければならないということでもありません。

カミングアウトするかどうかは人に強制されることではなく、自分で決定することです。

自分で打ち明けたいなと思うときが来たら打ち明ければいいですし、そのときが来ないのであれば、わざわざ打ち明ける必要もないと思います。

とは言っても、打ち明けたいと思った人が、実は打ち明けてはいけない人だった場合、とても傷付くのではないかと恐れる人もいると思います。

そこで、カミングアウトしても大丈夫な人の特徴を挙げていきたいと思います。

カミングアウトしても大丈夫な人の特徴

私は今まで約30人にカミングアウトしました。

この人数が多いのか少ないのかというのは正直わかりませんが、誰一人として非難されたことはありません。

これを勝負と捉えると、勝率100%です!

もちろん私の周りの人たちが優しいからであり、それについてとても感謝しています。

ですが、非難されたことのないもう1つの要因として、人を選んでカミングアウトしているということも挙げられます。

「この人には言って大丈夫」「この人には言ってはいけない」というのがわかるので、受け入れてくれそうな人を選んで打ち明けています。

その見分け方について紹介していきたいと思います。

LGBTの話題に触れても抵抗を示さない人

最近では、LGBTの人権を保護する動きが世界中で見られ、日常生活の中でLGBTのニュースが耳に入る機会も増えてきました。

そのおかげか、カミングアウトをする有名人も増えてきており、ちょっとした雑談の中にセクシャルマイノリティに関する話題が持ち上がってもおかしいことではなくなっているような気がします。

もしそのような話を聞いて、難色を示していたり、あざ笑うような態度を取っていたりしたら、要注意です!

その人にはカミングアウトしないほうがよいでしょう。

傷付く言葉を浴びせられたり、後々トラブルになりかねません。

ただ、そのような話を聞いて、馬鹿にしたり、嫌な顔をしたりしていなければ、カミングアウトするチャンスかもしれませんね。

思い切って打ち明けてみても受け入れてもらえる可能性大です!

人の意見を尊重できる人

「私はこういった意見だけど、あなたの意見もいいよね」というように、自分と違う意見を持った人間を尊重できるような人は、カミングアウトしても受け入れてくれる傾向にあります。

自分と異質な人間を受け入れられるというのは、それだけ器が大きく、人格者であることが多いので、良き理解者になってくれるかもしれません。

口が固い人

私たちセクシャルマイノリティが恐れているのが、「アウティング」の問題!

アウティングとは、人に自分のセクシャリティを勝手にバラされることです。

カミングアウトして受け入れてもらえたとしても、それを勝手にバラされてしまってはたまったもんじゃない!!!

なので、「受け入れてもらえるかどうか」に加えて、「きちんと人の秘密を守ってくれる口の固い人かどうか」もチェックしてみましょう。

まとめ

カミングアウトの問題で悩んでるセクシャルマイノリティは少なからずいると思いますが、カミングアウトはしなければならないというものではありません。

カミングアウトしない今がベストだと思うのであれば、わざわざリスクを冒してまで打ち明ける必要はないでしょう。

今が不満で現状を変えたいと思っている場合には、リスクを冒してでもカミングアウトしてみたいと思うかもしれません。

自分のセクシャリティについて話す相手がほしいけど、どうしても怖いという場合には、SNSを使って同じマイノリティ仲間を作るのも手だと思います。

SNSで話せる仲間を作り、自分は独りでないんだと認識することで、周囲にカミングアウトしやすくなったり、反対にカミングアウトしなくてもいいかもしれないと思えたりするかもしれません。

試してみる価値はあると思います!

ということで、カミングアウトについていろいろと書いてきましたが、セクシャルマイノリティも生きやすいような社会になっていくことを願っています。

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